BD-1で道東(釧路・知床)サイクリング【8】

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BD-1での道東(釧路・知床)サイクリング記事 その8です。

北海道サイクリング4日目の続き。前回は川湯温泉から摩周湖までサイクリングした様子を書きました。

今回はその続きを書きます。

摩周湖から降りてきて国道391号にぶつかった後、本日の宿であるホテルパークウェイ前を通り過ぎ、今度は硫黄山へと向かいます。

川湯温泉から硫黄山までは地図上約2kmもない距離なので10分も掛からない距離。

国道391号を300mほど走った後左折。そこから1kmほど先が硫黄山である。
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硫黄「山」といえども、観光地化しているのは山の頂上ではなく、山の麓の部分である。もうもうと白い蒸気が立ち込める。
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そういえば、高校の修学旅行でここに来たはずなのだが、記憶にはほとんど残っておらず、一体あの当時は何を感じ、何を考えていたのかと今になって思う。

硫黄山の駐車場の脇にあるバイク置き場にBD-1を止め、硫黄山の方へ歩いていった。バイクは100円ですが、係員に聞いた所自転車は駐輪代が0円とのことでした。
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駐車場のあたり一面は硫黄の匂いが充満しており、この先もっと硫黄山の方に近づくとどうなってしまうのだろうかと心配した。

硫黄山は、硫黄成分の影響からなのか、まったく木々が生えておらず、さながら他の惑星の地表のようだ。
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土は白っぽいので、あたりは一面白色。硫黄が吹き出している所まで行ってみたが、色は黄色で、白い水蒸気がもうもうと上って来る。
(写真では分かりづらいですが)
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ところどころ温泉のようにお湯が出ており、沸騰しているからなのか、ぶくぶくという泡が吹き出ている。熱湯注意との注意書きが立てかけてあった。

硫黄山全体を見て回れるわけではなく、ある一定の所から先は柵で囲われていて進めない。柵の先はものすごい量の硫黄が山のように堆積していて圧巻であった。
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そんなこんな15分くらい辺りを見て周り、その後硫黄山お土産センターに立ち寄る。

ここで食糧補給ということで、揚げ芋と焼きトウモロコシを購入。揚げ芋は想像以上に美味であった。しばらく食事をして13時過ぎに硫黄山を出発。

そこから3kmほど走って川湯温泉到着。川湯が生んだ名横綱、大鵬幸喜の記念館前を通り過ぎる。
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川湯温泉に抜けて、屈斜路湖沿いを進む。屈斜路湖沿いの道は、クルマも少なく信号もなくてサイクリングするにはいいコースだ。TTするにはいいかも。ただ、単調なのですぐに飽きてしまうのだが。
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屈斜路湖沿いを15kmほどBD-1で進み、今日の昼食ポイント、コタン温泉に到着。ここの民宿兼食堂「丸木舟」でコタン丼を注文。るるぶに載っていて食べたかったのだった。
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この食堂「丸木舟」だが、アイヌ食文化を伝える民宿という割にはハイテクな機器が店内に色々と設置されていた。

巨大なステレオ、プラネタリウムセット、液晶テレビ。。。アイヌの伝統文化どころか、どっぷり現代文明に感化されてました。なんなんじゃこの店は。。。

テレビの前では、店の主人と思われる人がカウチに寝そべってぼーっとテレビを見ていたのが印象的でした。

この時点で2時過ぎ頃。今日の目的地その2である美幌峠まであと25kmほど。

ここでコタン丼を食べてパワーを付けたところで再度BD-1にまたがり美幌峠を目指します。

峠というからには坂の連続は覚悟しているが、いかんせん初めての道なので、坂のレベルが分からないのが不安だ。ただ、標高はそれほど高くないと思われるのでそれほど不安視はしていない。

しばらくなだらかな道を進んでいく。右手の方には屈斜路プリンスの建物が見えてくる。それから
しばらく進むと本格的な坂の始まりである。
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最初の方はそれほど斜度は高くなくかなり楽に上ることが出来る。
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しばらくするとやや斜度が上がるがそれでもそれほど急な登りというわけではない。ただ、時速は15km前後に落ちてしまっている。
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途中しばらく水の補給をしつつ登り続けるが、途中めちゃくちゃ長い直線の登り道に少し唖然としたがそこも無事登りきり、無事美幌峠登頂。
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駐車場にBD-1を止め、見晴台まで歩いていった。見晴台からは、屈斜路湖、そして屈斜路湖の中に浮かんでいる中島が見えた。
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やや曇っていたので景色はそれほど良くなかったが、自分の脚で登りきった達成感が心地よかった。

屈斜路湖と逆の方向を見ると、なだらかな丘陵が広がっていた。
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15分くらい見学してから駐車場に戻り、来た道を下っていく。当たり前であるが下りは本当に楽である。

坂を下りきってからは平坦な道をひたすら進む。この日の食事は川湯温泉駅舎内にある「オーチャードグラス」で食べたいと思っていたが、そこの閉店時間は18時。

美幌峠を出たのが16時過ぎだったので頑張れば間に合う時間。ひたすら漕ぎまくり間に合うように進んだ。

帰りも屈斜路湖沿いを走り、時速25kmくらいをキープして1時間30分で川湯温泉駅に到着。このとき時間は17時40分頃。間に合ったと思ったのもつかの間。お店の前に行ったら、、、CLOSEDの看板が。。。。

このときばかりほどショックだったことはない。これを目指して時速25kmオーバーを40kmほど維持していたのだから。

その後、ホテルにチェックイン。荷物は部屋に入れてくれていた。食事もホテル内で取れるようだったので安心した。部屋はこんな感じ。前日の宿の釧路プリンスとのギャップがすごかった。。
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夕食は摩周鯛定食。摩周鯛はここのホテルで養殖している魚だそうだ。鯛と言っても、海の鯛と思ってはいけない。言ってみればただの鯉である。

それにしても今日は長かった1日だった。

続きます。


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