北海道(知床)サイクリングの続きです。今回はBD-1で知床峠へ行った帰りの様子をお伝えします。
2009/5/5(火)
12時頃にウトロを出発して、知床峠に着いたのが13時40分頃だったので、ウトロからは約1時間40分程で知床峠に到着したことになります。
途中結構休み休み、景色を楽しみつつ登ったので思った以上に時間がかかってしまいましたが、楽しくヒルクライムが出来たので良かったです。
本気モードで登れば1時間ちょっとで着いてしまうと思います。
さて、ここで知床峠からの景色をお伝えしたいと思います。
苦労して登った甲斐があり、景色はとても素晴らしいです。知床峠の駐車場にBD-1を停め、撮影ポイントへ。
まずは、北側に羅臼岳が見えます。知床半島にある火山群の主峰で、標高1660m。
南東方面には、北方領土のひとつである、国後島が見えます。海の向こうの細長い島です。思っていたよりも近くに国後島があることに驚いた。細長い島で、建物のようなものも小さく見ることができた。
↓北方領土の案内図。知床峠から択捉島はさすがに見えませんでした。
峠にはお店は無く、ただ、景色を見るだけの場所だった。
じっとしていると寒いので、景色もそこそこに戻ることにした。本当であれば羅臼もサイクリングしたいが、さすがにこの時刻では行って戻るのは無理だった。(この時期15時で知床峠への道が閉鎖されてしまうため。)
知床峠を出たのが確か14時15分頃だったと思う。このBD-1は最新モデルのモノコックフレームに比べて安定性に欠けており、下りでスピードを出しすぎるとフレームがガタガタ震えるという症状が時折発生するため、下り道ではあまりスピードは出せない。といいつつ恐らく時速40kmmオーバーで来た道を下っていく。
下り始める時から雲行きが急に怪しくなり、見る見るうちに霧が立ち込めて視界が悪くなった。対向車はライトを付けながら進んでくる。ここで事故をしたらまずいのでひたすら下り道を注意しながら進む。
天気が悪くなったのと前後して気温も下がってきた。下り道なので風を受けて寒くなっただけなのかもしれないが、みるみるうちに体が冷えてくるのが分かった。
雨は降っていないが今にも降り出しそうな天候。標高500m地点を過ぎると、ますます霧が濃くなってくる。視界は30mほど。体温もだんだんと下がってくるのが分かりかなりまずい状況でした。
寒さをこらえながら下っていくと、やっと知床五湖との分岐点に到着。この時点で標高はかなり下がっているので気温は徐々に上がっているのを顔で感じる事ができたが、体はまだ冷えたままです。
ひたすら道を下り、ウトロまで何とか下り切る事ができた。このまま体が冷えた状態で知床斜里まで帰ることは無理なのでどこかで暖を取ろうと思った。思いついたのがウトロ漁協婦人部。
旅の計画時にウトロでのレストランの検索をしていて、評価が高かったのがここのイクラ丼。
体が完全に冷え切っていたのを暖めるにはちょうど良かった。暖かいお味噌汁とイクラがこれでもか、というくらい盛られた丼。
もういい、というくらいの量のイクラを食べ、お店をあとにする。値段は1500円だった。
ウトロ漁協婦人部食堂 (定食・食堂 / 斜里町その他)
昼総合点★★★★☆ 4.0
店を出ると雨がポツポツと降っていた。
ここから斜里まではバスで帰ろうかと思ったが、バスを待つ間、寒いので、とりあえずBD-1で走って体を暖める事にした。走り出してしばらくは雨が降っていたがしばらくして幸運なことに止んだ。
国道334号を知床斜里に向けて走る。しばらくすると体の冷えも完全に止まり、快適にクルージングできるようになった。帰り道は順風なので走りやすい。時速30km前後で知床斜里へと向かう。
快調に飛ばし、16時30頃知床斜里着。知床斜里に着く20分前くらいから再び雨が降り出し、ホテル前ではじゃんじゃんぶりになってしまった。BD-1を輪行袋に入れてホテルの部屋まで運び込んだ。
結局この日の走行距離は110kmくらいだった。BD-1での1日の過去最高走行距離です。
体が途中かなり冷えたのでホテルの温泉につかり、温まって就寝。色々と大変な一日だった。
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